リフォーム新時代!断熱耐震同時改修を

リフォームで暖かく、さらに安心に断熱耐震同時改修

これまでの家はなぜ寒いのか、なぜ断熱材が効かないのか、原因は壁の中にありました。高性能GWを圧縮して、気流止めとして壁の上下に充填し、同時に耐震補強も行います。

在来木族住宅は壁内の冷気流により、外壁の断熱材はほとんど効いていません。また住宅の気密性が悪く、自然換気が1.5回/hも起きているといわれます。(A)

このような住宅に圧縮GWによる気流止めを、図のように、できるだけ建物を壊さずに設置する構法を考案しました。この気流止めにより、既存の50㎜のGWが効くようになり、住宅の断熱・気密性が一気に向上します。(B)

壁を壊さずに断熱材の厚さを増やすことはとても難しいので、壁はそのままに、床天井の断熱材を増やします。開口部にガラス1枚の内窓を設置します。(C)

この(A)(B)(C)の3つのモデルの熱損失を計算すると、下のグラフのようになります。(A)に比べて(B)は、気流止め設置によって、外壁と喚起の熱損失が大きく減ります。さらに床天井、開口部の補強によってこれk俺らの熱損失が大きく減り、住宅全体ではなんと5~7地域の省エネ基準住宅よりも良くなります。

この暖房費を、東京練馬で計算すると、家全体を20℃・24時間暖房したとりて(A)では25万円(実際にはありえなが)もかかり、(B)で14万円弱に下がります。(C)では6万7千円になります。実際はリフォーム後の生活は、例えば1階でしか生活しなかったりするのでこれより少ない暖房費で、快適に暮らすことができるようです。この構法では、耐震改修も同時にでき、200万円ほどで可能となるようです。Q1.0住宅レベルまで性能を上げようとすると相当費用がかかりますが十分可能です。

改修工事は現場の状況に臨機応変に対応しながら、その場で作業法、工法を決める必要があります。ここで経験を積んだ新住協会員の力が発揮されるのです。

Q1.0住宅の夏

北海道から始まった高断熱の家づくりは、間もなく関東の高崎の暑さに直面しました。一般の家より暑くなるのです。私たちは高崎の家を10件ほど詳細な調査をして、平面的な通風ではなく上下の通風によって効率よく住宅の排熱をし、通風を確保するために開け放しでも防犯になり、風雨も避けられる窓を付けることで、夜の間に家中を涼しくして、朝になると窓は締め切るという手法を作り出しました。日射をしっかり遮蔽すると、日中は高断熱のおかげで外より低い温度を保つことができました。

しかし、高断熱住宅が西の方に広がり、事前の異なる暑さに再度直面しました。下のグラフを見てください。福岡、大阪は北関東の前橋に比べて、夜中の12時でも28℃以上の日が34~40日もあり、前橋や東北の福島、秋田の7~13日に比べて3倍もあるのです。外気温が28℃を超えて、しかもほとんど風のない状態では、窓を開けても通風しませんし、室内は内部発生熱で2~3度高くなりますから、こうした日は朝までエアコンをつけていない暮らせません。もちろん日中は30度を超えているので一日中エアコンが必要な日が40日もあることになります。ここから、ローコストに家全体を快適に冷房する手法の開発が始まりました。今ではエアコン1台で全室冷房を実現できるようになりました。

大阪府堺市の住宅 若夫婦が堺市の女性建築士に依頼して建てたこの住宅では、高断熱よりむしろデザインや材料にこだわって家づくりがスタートしました。建築士はひそかにQ1.0住宅レベルで設計。住み始めて若夫婦は、やがてエアコンを付け放しにすると快適であることに気づき、しかも電気代はあまり変わらないことから、全室冷暖房の暮らしを始めたという。室内は室温27~28℃、湿度50~55%に保たれ、猛暑の夏でもサラサラ涼やかな暮らしを送られているようです。 詳細は、「この家にしてよかった」Vol.3市ヶ谷出版に掲載

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