1−6:ボード気密工法と外張り断熱工法の併用工法
外張り断熱の場合、断熱材をはさんで通気胴縁、外装材の施工となるが、断熱材の厚みが増すと外装材をしっかりととめつけることが難しくなり、問題も生じやすい。
躯体の外側にのみに断熱厚を増やすのではなく、柱間の空洞部を利用し室内側に不可断熱としてグラスウールを入れること安価でしかも簡単に住宅の性能をアップすることができる。
また、柱間の空洞部は音が反響しやすかったが、グラスウールを入れることにより吸音効果が得られる。
また、この場合断熱材入れても拝観すぷーすとして利用できる。
それから、断熱材を入れる以外の柱間の空洞部の使用方法を挙げる。
例えば、子供部屋や書斎ではこの空間を本棚としたり、和室ではちりを多くとった本格的な和室とすることもできる。
このように、臨機応変に部屋の使い方に対応していくことができるというメリットもある。
ここでは、施工の簡単な耳付きグラスウールを入れた図としている。
またこの場合で、平成13年次世代機重解背の屋根熱抵抗値に緩和による必要断熱厚さを計算すると下表のようになる。